林内に生える多年草。高さは50cmほどで大きな茎葉は光沢がある。花期は4-5月。日本国内にはナベワリとともに1属2種。ナベワリは花被片の一つが大きい。なお、レッドデータブックでは主に西日本で絶滅危惧Ⅰ~Ⅱ類などに分類されている。

ビャクブ科ナベワリ属
学名:Croomia japonica

●カバー写真
【撮影日】2023年4月19日@広川町(福岡県)
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●全体 ●葉
【撮影日】2020年5月
 大きな葉の陰に隠れて花は見えにくいが
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【撮影日】2021年4月2日@広川町(福岡県)
 下から見上げると小さな花がぶら下がっている。
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●花
 外花被片2個と内花被片2個は同形同大で、長さ約5mm。ふつう縁は外に反り返る。葯は橙黄色。花糸は白いとされるが当地のものは暗紫色に見える。
【撮影日】2021年4月2日@広川町(福岡県)
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【撮影日】2020年5月24日@広川町(福岡県)
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 花被片の色は薄緑色で地味だが、雄しべの葯の橙色が目立っている。
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【撮影日】2022年4月
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●果実
【撮影日】2023年5月3日
 果実はついてないことが多いが、左は若い果実か?
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